廃タイヤのリサイクル– サーマルリサイクル –

廃タイヤは再資源化により有効利用されます。

回収した廃タイヤのリサイクルには原料として再利用する「マテリアルリサイクル」と、燃料として再利用する「サーマルリサイクル」があります。

「マテリアルリサイクル」= 原料として再利用
「サーマルリサイクル」= 燃料として再利用

KICSの廃タイヤ回収では

回収された廃タイヤを主に熱エネルギーになりやすいようチップ化し、適正処理を行うことで社会における利用価値を生み出し再資源化を行っています。

工場に集まった様々な廃タイヤを丁寧に選別と加工
目的別にあった規格のチップとして生産しております。

どの様な工程でチップが製造されるのかをご紹介いたします。

燃料用チップになるまで

STEP
タイヤの選別
  1. マテリアルリサイクルへ利用できるタイヤの選別
  2. 金属片などの異物が入ってないか
  3. 釘やボルトなどが刺さってないか
STEP
背割り作業

ビードを抜いたタイヤのトレッド部分に刃物を当てて、ドーナツ状に2つに切断します。

STEP
32分割カット

背割りされたタイヤをさらに切断したもの。
この形で製品として使用される事もあります。

STEP
チップへと加工

専用の機械により、カットをさらに細かくした状態。

弊社のチップは2インチ(約5cm)になります。

STEP
サーマルリサイクル

廃タイヤはチップまたはカットとなり、セメント工場や製紙工場のボイラーの燃料として使用されます。タイヤの発熱量は非常に高く、石炭や重油にも匹敵するのです。

単に焼却処分するのでは無く、燃焼した時の熱エネルギーを回収して、利用する事を『サーマルリサイクル』または『サーマルリカバリー』と言います。

廃タイヤの再資源化

毎年、大量に発生する使用済みタイヤは、処理が難しく不法投棄などの社会問題になっています。
この廃タイヤをセメント製造等の代替燃料として有効活用しています。
廃タイヤは、セメントキルン内で高温燃焼されるため、大気汚染の心配がありません。
さらにタイヤ中の金属もセメントの中に取り込まれるために、二次廃棄物も発生しません。

周辺環境への配慮

お客様が当社の収集運搬及び中間処理業務に満足し、安心していただくため、
私たちは環境に配慮しながら作業を進めます。
積替保管・中間処理場の近隣にお住まいの方や周辺環境に対しては、
騒音・振動・悪臭や事故災害、交通渋滞などの防止に常に配慮し、適切な計画を立てています。
これからも、周辺環境への影響が少ない時間帯での作業や、道路交通法等の遵守に取り組みながら、
安全・安心な業務の運営に努めていきます。

廃タイヤの処理工程

STEP
廃タイヤの受け入れ

鹿児島県内を中心に使用済みタイヤを回収・受入ています。

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破砕処理

収集したタイヤを工場の機械で破砕処理を行います

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リサイクル利用

タイヤチップとしてリサイクル利用